セールスポイント
・驚くほど黒いシュー生地の迫力。
・外はザクリ、中は泡状カスタード。
・大きなサイズでありながらも上品な甘さ。
崖淵シュークリームについて
「福井県公式観光サイト ふくいドットコム」の画像/東尋坊をお借りしています。
URL:https://www.fuku-e.com/index.html
福井県坂井市にある観光地である東尋坊は日本海の荒波により、ゴツゴツとした絶壁が織りなす危険な場所となっています。
細かい話は観光ブログじゃないので触れませんが、この東尋坊の黒い岩石を思わせる黒いシュークリーム「崖淵シュークリーム」を近年(2022年)、「Fruits the factory」が完成させました。
大きな特徴としては真っ黒な色合いのシュー生地の中に泡の様にとろけるカスタードクリーム(公式ではとろ泡カスタードと記載)が詰められており、冷凍・半解凍・冷蔵の3つの状態で食べられる所です。
フレーバーは「生カスタードクリーム」「生チョコカスタード」「キャラメルカスタード」の3種類が用意されており、単品と3個セットのどちらかが用意されています。
レビュー
今回紹介するのは「フルーツ ザ ファクトリー」の「崖淵シュークリーム 生チョコカスタード 3個セット」です。
▼パッケージ。
単純な黒文字ではなく、銀色で文字が加工されているので中々豪華な雰囲気を感じさせます。
▼中身。
個別包装になっており、1つ1つ解凍することが可能となっています。
調理方法
冷凍のまま
シューアイスとしてそのまま食べる。
解凍/半解凍
冷蔵庫でゆっくりと解凍させる。
電子レンジ
冷凍の状態から電子レンジで20~30秒加熱。
▼直径9cm、高さ5cmと大きめ。
最近ではかなり増えた竹炭を生地に練り込んだ系統のスイーツであり、クッキーの部分には竹炭がふんだんに使われていますが、味わいは特に変わらず、迫力があるだけです(笑)。
ですが、その迫力に負けない強いザクリとした歯ごたえは今まで食べたシュークリームの中でもかなりハードであり、大きさも相まって存在感が凄まじいですね。
この皮が『良く出来ているな』と思ったのが、冷凍/半解凍/冷蔵状態のいずれの形態で食してもザクザクとした食感を失わず、常に皮の味を損ねない所でした。
シュー生地には「越前塩」という昔ながらの海塩を使用しているそうですが、塩気はかなりマイルドであり、存在感はやや希薄です。
▼解凍したものをカット、クリームはたっぷり。
通常のディプロマットクリームよりもソフトなのが写真から判ると思いますが、口溶けが非常に良いので上品な甘さのチョコレートクリームが一気に口の中で広がり、贅沢な一時を楽しめます。
電子レンジで解凍すると中のクリームが外に流れ出るほどに柔らかくてトロリとして面白いのですが...外側のシューが結構ハードなおかげでやや食べづらいですね(笑)。
その代わり、本製品の売りである『とろ泡カスタード』感は増し、卵とクリームの味は強まると同時に今までに経験したことが無い舌触りが堪能出来ます。
シューアイスとして食べる時にはすぐに食べると内外共にハードであり、醍醐味であるクリームの口溶けがかなり悪いので、少しだけ常温に置いておくのが良いでしょう。
総評
最近は濃厚さで勝負するメーカーが多いですが、「崖淵シュークリーム」は食感を全体的に押し出している為、飽きずに最後まで食べられるのが良いですね。
個人的には冷蔵状態で食べる方が生地の良さを堪能しつつ、たっぷりのクリームを一緒に味わいやすかったので好きでした。
福井県の地味…というか、渋いお土産と比べるとインパクトと華やかさがあるので、新たなお土産や名物になりそうですね。