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【プロレシピ】本格にんにくスープ「ソパ・デ・アホ/スペイン」

本レシピのポイント

・スペイン料理の伝統的なスープ料理。
・硬くなったパンをしっとりと仕上げられる。
・ニンニクたっぷりのスタミナスープ。

ソパ・デ・アホとは?

ソパ・デ・アホ、盛り付け、完成品

アホという単語が付くと日本人の感覚では馬鹿にされている響きに聞こえますが、sopa(ソパ)はスープ、ajo(アホ)はニンニクを意味しており、ニンニクのスープという料理名を指しています。

元々はスペインの羊飼いの間でポピュラーだった料理であり、羊飼いは貧乏だったために、2日ほど経ったフランスパンを食べることもよくあり、硬いパンを美味しくするレシピは重宝されていました。

スペインのカスティーリャにおけるスープはこのレシピから進化したものであり、ハモン・セラーノという生ハムとチョリソーを加えているのが特徴です。

今回紹介するレシピは古典料理であるソパ・デ・アホを現代風にアレンジしたものです。

材料(二人前)

ソパデアホ、材料

オリーブオイル  大さじ1
ニンニク     3個
トウガラシ    1本(要調整)
鶏ガラスープ   500cc(市販のもので可)
パプリカパウダー 小さじ1/2
フランスパン   6cm
鶏卵       1個
パセリ      適量
食塩       少々

フランスパンはバゲット、バタールなどなんでも構わず、市販のパンを冷凍したものやカチカチになったものなどでも美味しく作ることが出来ます

あまりにも古いレシピではチキンブイヨンやチョリソー、生ハムなどの動物性だしがほぼ入っていない様なので、ここではチキンブイヨンを使用しています。

野菜を被せて、後で拾いやすく
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・24時間かけて作るが、コンロの前には数十分のみでOK。
・シャトルシェフを使うことで圧倒的に簡略化。
・アク取りは最初の工程のみ。

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チキンブイヨンは上記の記事で紹介している方法で作りましたが、市販の顆粒だしを使う場合には人参や玉ねぎなどを刻んだものを加えると味がグッと良くなります

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・短時間で本格的なダシを取ることが出来る。
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食材の下処理

にんにくスープの材料、ニンニク、食パン

1.ニンニクはやや厚めのスライスにする。

2.トウガラシは細かく切る。

3.フランスパンは2cm角に切る。

加熱開始

1.オリーブオイルを鍋に敷き、低温でニンニクを炒める。

やりすぎなぐらいニンニクを使うスープ、スペイン料理

▼ほんのりきつね色が付く程度にします。

焦げ目をつけすぎないのがソパ・デ・アホの美味しく作るコツ

カリッとさせた方が香ばしさが出ますが、スープにするとグニュッとした中途半端な歯ごたえになってしまうので、フライドガーリックまでにはしないようにしましょう。

2.トウガラシを軽く炒める。

たっぷりのオイルでニンニクを炒め煮

最初は半分程度入れて、後から好みの辛さに調整してください。

3.チキンブイヨンを注ぎ、パプリカパウダーを入れる。

スープにニンニクの旨味を広げる

4.フランスパンを入れて、1,2分煮る。

パンに全ての旨味を吸収

5.パンがふっくらとしてきたら沸騰させる。

スープを吸うとボリュームアップ

6.火を止めたら、溶き卵を注ぐ。

溶き卵はふんわりと

卵スープの作り方のコツ

1.沸騰させてから、火を止めるor弱火にする。

2.スープを菜箸やスプーンで回して、渦を作る。

3.白身をしっかりと切った卵液を鍋の外側から細く注ぐ。

盛り付け

ソパ・デ・アホ、盛り付け、完成品

最後に盛り付けたらパセリを散らしたら完成です。

スペインではかなりオリーブオイルを使いますが、本レシピでは日本人向けとして半分以上減らして作っています

コッテリとしたニンニクスープを想像するかもしれませんが、トロッとしたフランスパンや卵のおかげで思いの外軽く、スッと身体に染み入る様な雰囲気を楽しめます。

ニンニクを3個も使うスープですが、卵やパプリカパウダー、トウガラシにより旨味を残しつつも、風味を穏やかにしてくれているのでニンニクならではの匂いが気にならないのが嬉しいですね。




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