セールスポイント
・白いとろろだけではなく、黒いとろろも手に入る。
・比較的リーズナブルに上質なおぼろ昆布が手に入る。
・7種類ある海藻商品の内3つ選べる。
昆布専門問屋 源蔵屋について
昆布の消費量が全国一位(全国平均の2倍にも)である富山県に店を構える「昆布専門問屋 源蔵屋」は人気のある老舗の1つです。
北海道と富山は北前船で結ばれていたことにより、他の県よりも昆布の食べ方が多種多様であり、加工品も多数親しまれています。
富山ではとろろ昆布のおにぎりや昆布を使った郷土料理が有名ですが、全国的に有名な白いとろろ昆布ではなく、黒いとろろ昆布が好まれており、この店でも人気のある商品です。
白と黒の違い
黒いとろろ昆布は酢に漬けた昆布の表面だけを削ったものであり、ほのかな酸味と昆布の甘みが感じることが出来ます。
黒いとろろ昆布を取った後に出てくる昆布の中心部を削ったものが白いとろろ昆布になり、口溶けが良く、上品な旨味が特徴です。
富山のこんぶ7種類の概要
酸味のある黒色の「黒とろろ」「おむすび昆布」「ふりかけ昆布」の3つ、馴染みのある白い「白とろろ」「極上おぼろ」の2つに加え、「納豆こんぶ」「細切汐昆布(塩昆布)」の計7つの商品から3つ選べるセットです。
メール便なので比較的リーズナブルで購入できる商品かつ、スーパーで買うのと値段はそこまで差が無い上に品質が良いのはポイントが高いですね。
細かい特徴は後ほどレビューを交えて紹介しますが、あまり聞き覚えのない「納豆こんぶ」だけ紹介しておきます。
納豆昆布という名前から納豆に混ぜ込む用の昆布と思われる人もいるかもしれませんが、水や醤油を加えて練ることで納豆の様な粘りが出る細かく刻んである昆布のことです。
スーパーでは同じ商品名でも販売されているものもあるので、気になる人は試してみてください。
源蔵屋の売れ筋商品
とろりんスープについて
食物繊維が豊富な海藻としてここ数年で人気が出たがごめ昆布を使用した白とろろに加え、がごめ昆布や真昆布などの国産昆布の細切りが入ったとろろ入りの和風スープです。
昆布以外にはわかめとネギが入っており、鰹節と椎茸などの和風素材で構成されているので様々な料理に使うことも出来ます。
現在(2019/10/15)ではプレーンと梅味の2種類が販売されており、サイズも60gからあるので会社に持っていく人も多数います。
当サイトでも紹介している商品です。
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【実食レシピ】がごめ昆布がたっぷり「とろりんスープ/源蔵屋」
・お湯を注いで1分で出来る即席本格スープ。
・塩分が少なめであり、アレンジにしやすい。
・昆布専門問屋が作るバリエーション豊かな海藻入り。続きを見る
こんぶのおやつとおつまみ9種類
すこんぶやとろろ巻、こんぶ飴などの定番も選べますが、あまりの売れ行き好調によりレギュラー商品となったこんぶとチョコを一緒にした「ちょこまる。」が気になりますね(笑)。
全部で9種類にもなる昆布の加工品が頼める上に、メール便なので気になる商品がある場合のお試しに最適そうです。
「ちょこまる。」が気になりすぎたので、購入しましたが思いの外美味しくて驚きました(笑)。
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【実食】衝撃の昆布スイーツ、チョコの飴「ちょこまる」
・チョコレートと昆布の異次元コラボレーション。
・ネタ商品と思いきや、独特の美味しさを楽しめる。
・バレンタインの特別商品だったが、人気が出たためレギュラー入り。続きを見る
切り出し羅臼昆布
様々な昆布の加工品を取り扱っていますが、圧倒的人気なのは富山で一番好まれている昆布である「羅臼昆布」です。
通販では送料が含まれるので商品の値段が少々高くなりますが、こちらで扱っている「切り出し 羅臼昆布」は市販品よりもリーズナブルながらも味が良く出る上、食べても美味しいと重宝している人が多数います。
レビュー
今回紹介するのは「黒とろろ」「白とろろ」「極上おぼろ」の3つです。
▼パッケージです。
▼左が「白とろろ」、右が「黒とろろ」です。
見るからに色が違うことがわかりますが、白い方が薄く幅が少しあるのに比べ、黒い方はフワッとしているものの、細かくなっていることがわかります。
普通の「白とろろ」と違う所はがごめ昆布が少量入っているので多少粘り気が加わり、旨味が増えて、シンプルなとろろよりも味が強めに感じる所でしょう。
こちらの「白とろろ」には加工する際に酢を使っていますが酸味は感じず、シンプルに昆布の美味しさを楽しむことが出来ます。
一方、「黒とろろ」は香りと旨味が「白とろろ」よりも強く、削る際に使う酢の味も感じられ、ご飯に合う様に三温糖を加えてバランスを整えています。
更に何をしても美味しい昆布の1つである羅臼(らうす)昆布を混ぜ込むことで昆布の味を強め、コッテリとしたとろろ昆布となっています。
▼極上おぼろは2~3cmの幅と極薄が特徴。
内容量は「白とろろ」に比べて半分なのですが、味が全く違うのが面白い所であり、食品の奥深さを感じさせられます。
「白とろろ」と比べて圧倒的に口溶けが良く、上品な風味に関わらず旨味は圧倒的に上と言っていいぐらいに品質が良いです。
酸味はこちらの方がやや強めになっていますが、「白とろろ」と食べ比べてみると倍の値段以上の価値を十分以上に感じられると思います。
黒とろろと白とろろのおにぎり
富山では海苔の代わりにとろろを巻く食文化があり、手軽に再現出来る郷土料理の1つですね。
写真ではシンプルに塩にぎりにまぶしただけですが、味付けが無い「白とろろ」には具材を入れる方が美味しく食べられます。
一方、「黒とろろ」は酢や砂糖が入っているので、具材が無くとも美味しく食べられるのが特徴です。
沖縄風豚肉野菜炒め
材料
サラダ油 大さじ1
豚肉 200g
生姜 20g
長ネギ 1/2本
きくらげ 4,5個
鶏ガラスープの素 大さじ1
塩 少々(味の調整用)
白とろろ 適量
作り方
1.生姜は千切り、長ネギは薄めの斜切、きくらげはちぎる。
2.半分の千切り生姜と油を入れたフライパンを火にかける。
3.先に豚肉を入れ、豚肉に火が通ったらきくらげと長ネギを入れる。
サッパリさせたい時は炒め油を減らし、しゃぶしゃぶ用の豚肉を湯通しで火を通して最後に和える程度にすると良いです。
4.味付けをし、残りの生姜を混ぜ込み、白とろろを乗せたら完成!
豚肉と昆布の相性は良いのですが、作る際には水で戻した昆布を細切りにしないといけないので少々面倒です。
そこで、とろろ昆布を仕上げに載せることでなんちゃって沖縄料理にすることが出来ますが、味は馬鹿にできません(笑)。
ベースの味付けはサッパリ目の塩味にすることで生姜の風味と昆布の味を感じられるので、醤油を使いたい場合は少なめにするのが良いでしょう。
鯛の炙り押し寿司
この記事の為に作ったレシピですが、本気で作りすぎた為ちょっと面倒かもしれません(笑)。
といっても、市販の〆サバを購入し、押し寿司器に入れる際におぼろ昆布を入れるだけでも味がグッと良くなるので押し寿司が好きな人にオススメしたいですね。
昆布の味を前面に出す料理ではありませんが、昆布締めと違い手軽であり、昆布の臭みが無いのが優秀なポイントです。
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プロレシピ/とろろ昆布で簡単昆布締め「鯛の炙り押し寿司」【紙塩】
・高い上に使いにくい白板昆布の代わりにおぼろ(とろろ)昆布を使う。
・ちょっとした下処理でプロの仕事に近づける。
・仕上げに炙ることで香りをかなり向上出来る。続きを見る
総評
この値段と品質、そしてバリエーションに優れるのでオススメのセットですね。
黒いとろろと白いとろろで別物と言っていいほど味が違うので、食べ比べをするのにも最適です。
「極上おぼろ」は3つのセットの内1つはこれを推奨するぐらいにお気に入りとなっており、市販品と比べるとかなりの高品質だと感じました。
美味しい昆布締めを手軽に作りたいときにも「極上おぼろ」はオススメです。
こちらのメーカーは現状昆布ではかなりオススメの問屋となっており、当サイトでも数品紹介しているので他の記事と併せて好みの昆布商品を探してみてください。