【レビュー】温めずにおいしい野菜カレー|200gで野菜80g相当を確保|ハウス食品

記事内に広告が含まれています。

企画内容について

今回は長期間の調査になりますが、非常食の実食レポートを作ってみることにしました。食事はサバイバル時や非常事態時のときにはメンタル面でも深く影響します。

なので、様々な観点から1つの商品ごとに焦点を当てて、この記事を読んだ人の参考になれば嬉しいと思って執筆しています。

▼対象商品はこちらの画像にあるものです。

今回は「ハウス食品」の「LLヒートレスカレー 温めずにおいしい野菜カレー」を紹介します。

メーカーと商品の特徴についてまとめてあるので、他の非常食の記事と見比べて家庭ごとに相応しいものを探してください。

【80品レビュー】非常食の全て|味重視3年×コスパ5年|組み合わせ×器具まで紹介
80品以上を実食。満足度を上げるポイントとおすすめ保存食を紹介。 温かさ、食べやすさ、品数、味の変化、間食の5軸で選び方を提示。
【レビュー】非常食スイーツ20品|実食総まとめと選び方|アレルギー配慮も考慮
味・携帯性・保存年数を比較。非常時の気分転換に役立つ甘味を厳選。備蓄の組み合わせ案も。

・賞味期限は5年6ヶ月。
・常温でも食べられるカレー。
・1食160円前後。

非常食用のカレーの選択肢は意外とある

非常食用のカレーというと日常生活ではあまり見かけない商品ですが、「ハウス」「グリコ」「永谷園」などの大手メーカーが販売しています。

今回紹介する「LLヒートレスカレー 温めずにおいしい野菜カレー」以外の商品の特徴を先にまとめておくので、非常食のカレー選びの参考にしてください。

メイン記事まで読み飛ばしたい時はこちらをクリックorタップしてください。

ハウス 温めずにおいしいカレー まろやか野菜カレー

特定原材料不使用。
賞味期限製造後3年まで。

加熱調理せずにそのままご飯にかけてもサラッとなめらかで香り高いカレーが楽しめます。

玉ネギやトマトの旨味に、りんごの甘みが溶け込んだ、まろやかさと焙煎カレーパウダーの香ばしさが特徴の野菜カレーです。

ハウス 温めずにおいしいカレー 香りたつキーマカレー

特定原材料不使用。
賞味期限製造後3年まで。

加熱調理せずにそのままご飯にかけてもサラッとなめらかで香り高いカレーが楽しめます。

玉ネギとトマトが溶け込んだ旨味と、刻み生姜や焙煎したスパイスの香りが特徴のキーマカレーです(具の一部に粒状植物性たんぱくを使用)。

粒状植物性たんぱくはおそらくですが、カップヌードルに入っている謎肉と呼ばれているダイスミンチに近いもので、動物性蛋白質と植物性蛋白質を混ぜ合わせたものだと思われます。

永谷園 A-Label(エー・ラベル)あたためなくてもおいしいカレー 甘口・中辛

賞味期限製造後5年まで。
特定原材料に配慮した製造方法。

A-Labelの製品は『特定原材料に加えて大豆とごまを使用していない製造ラインで作成』しており、アレルギーを持っている人に適した商品ブランドです。

アレルゲン対策済み

他の非常食用のカレーも特定原材料を使っていないものもありますが、製造ラインにおけるコンタミネーションに配慮していないのでこちらの方が圧倒的に安全です。

甘口・辛口もあるので、アレルゲン対策の非常食としては重宝しそうですね。

グリコ 温めずにおいしく食べられる カレー職人 甘口・中辛

賞味期限製造後3年まで。
小麦粉使用。
鶏・豚・牛使用。

植物油脂を使っているので、常温でもなめらかで美味しいカレーです。

火が使えないなどの非常時に、そのままかけても温めてもおいしく召し上がれます。

防災食・非常食のカレーの正体

常温で固まってしまうルー(小麦粉とバター)と動物性脂肪(牛脂や豚脂など)を使わずに、植物油脂を主に使用することで常温での食事を可能にしたものです。

野菜やデンプンなどでトロミを付けたものが大多数になっており、肉類と油脂類が極端に少ないので普段食べているカレーと比べるとコクが足りなくなる訳ですね。

多くの非常食用のカレーはその旨味を補うために、旨味が豊富な野菜であるトマトと玉ネギをふんだんに使っているので、トマトの味がやや強いカレーになりがちです。

レビュー

今回紹介するのは「ハウス」の「LLヒートレスカレー 温めずにおいしい野菜カレー」です。

▼パッケージには賞味期限5年と書かれています。

こちらの製品は「ハウス」の商品ページを確認すると賞味期限製造後5年6ヶ月となっているので、5年以上の保存が可能になっているのが嬉しいですね。

長期間の保存において細かい工夫をしており、時間の経過によるソースの風味劣化や変色、ソースからの水分分離をできるだけ抑えるために原料を選定して配合しているそうです。

通常の「温めずにおいしい野菜カレー」は3年なので、2倍近い賞味期限は便利に感じますね。

▼裏面の原材料を見ると肉が入っていないのがわかります。

先述した様に、植物油脂やペースト状の野菜などを用いることで、温めなくともなめらかなトロミがでるようにしています。

1番のポイントは和食の調理技法を応用して、かつお由来の旨味を活かし、香り立ちの弱い常温でも風味よく、美味しく食べられるように工夫されています。

▼お皿に出したものです。

最初に見た時に思うことは『どこが野菜カレー?』となるかもしれませんが、具材とソースの中に溶け込ませた野菜を合わせると、生換算で80g以上の野菜が入っています。

全体量が200gなので、80gの野菜と言えば40%に当たるので結構入っていることがわかりました。

野菜を摂取しにくい状況でも、カレーでおいしく野菜を食べられるようにし、幅広い年齢に対応している様に作られています。

▼常温のカレーをスプーンから垂らした状態です。

常温・加熱済みのどちらとも口当たりが優しく、ほんの少しだけルーがサラリとしたカレーですね。

日本式のカレーとしてはトマトの味が少しだけ強いですが、カレーのスパイシーな風味を楽しめます。

肉が入っていない分、カツオブシの旨味を利用しているのが良く、若干ですがカレー南蛮のテイストを醸し出していますね。

具材も柔からすぎず、硬すぎずと言ったところで、非常食の中では噛みごたえが素晴らしいです。

▼尾西食品のエビピラフとカレーを組み合わせレシピです。

先程の写真では普通の米を使いましたが、こちらは「尾西食品」のアルファ米「えびピラフ」と組み合わせています。

アルファ米は携帯性と保存性が高いものの味ではおかゆやリゾットなどと比べると劣ります。

ですが、乾燥させるという前提がある分、旨味成分が多く、具材を豊富に入れられるというメリットがあります。

▼水で60分以上かけて戻したアルファ米に常温のカレーを掛けました。

味付けご飯を使うことで彩りがキレイになり、インスタにあげても問題無いクオリティに見えますね(笑)。

アルファ米はお湯で作った場合でもやや芯が残った感じがあり、モチッとした食感が弱く、米自体の美味しさはイマイチです。

ですが、サラリとしたカレーだとかえって丁度いい具合になり、食感がだいぶ改善される上に、「えびピラフ」に含まれているチキンと魚介パウダー、そしてエビの旨味が加わるので味も向上します。

ただし、両方共塩気がしっかりと効いているので、電子レンジで加熱してから食べたら塩気が少々強いと感じました。

総評

今回は5年以上の長期保存が可能な「LLヒートレスカレー 温めずにおいしい野菜カレー」を紹介しましたが、アレルゲン対策では永谷園の商品が優れています。

日常的に食べているカレーとは少し違いますが、非常食ということを考えればかなりよく出来ている商品なので、主食は米!と決めている人にはいずれかの非常食用のカレーとアルファ米をセットで購入したほうが良いですね。

【80品レビュー】非常食の全て|味重視3年×コスパ5年|組み合わせ×器具まで紹介
80品以上を実食。満足度を上げるポイントとおすすめ保存食を紹介。 温かさ、食べやすさ、品数、味の変化、間食の5軸で選び方を提示。
【レビュー】非常食スイーツ20品|実食総まとめと選び方|アレルギー配慮も考慮
味・携帯性・保存年数を比較。非常時の気分転換に役立つ甘味を厳選。備蓄の組み合わせ案も。

コメント

タイトルとURLをコピーしました